こんにちは、BROSENTの清水です。
皆さんスペクテーターシューズと言う言葉をご存知ですか?
1920~1930年代、スポーツや競馬の観戦は紳士淑女にとってある種の社交場でもありました。
当然皆お洒落をして行く訳ですが、そんな時に履かれていたのが黒×白や茶×白といったコンビシューズでした。
その為そういったコンビシューズの事を観客を意味するSpectator、スペクテーターシューズと呼ぶようになりました。
日本。。。いや東京。。。いや目黒区。。。いや目黒区目黒三丁目一のスペクテーター好きだと思われる私が、その一大(?)コレクションをご紹介しながら、その魅力について語っていきたいと思います。
題してSpectator's show!!
第11回目の今回はブラック/カーフ×ブラック/スエードのプレーンオックスフォードのご紹介です!
ブランドはイギリスのCrockett&Jones(クロケット&ジョーンズ)です。
品番は#9438、モデル名はBOSWELLです。
ラストは#337のDを使用しています。
#337を使ったモデルとしては最初期からあったデザインです。
有名なAUDLEY(#9447)よりも古いんですよ!
コンビパターンはブラックのカーフをベースにフェイシング(レースステイ)のみブラックのスエードとなっています。
クウォーターからヒールまで伸びたフェイシングが特徴的です。
上から見るとこんな感じです。
パーフォレーションが無かったらちょっとつまらないかもしれないですね。
この頃のC&Jの特徴で少し小さめのパーフォレーション(穴飾り)が使われています。
これはパリ店在中の靴職人ディミトリー氏の影響が出ているのだと思われます。
ディミトリー氏についてはお知りになりたい方は過去のブログをお読みください。⇒『こちら』
こんな感じスペクテーターはBROSENTでもオーダー可能です。
Graceと言うプレーンオックスフォードがあるので、そちらを利用します。
話は変わりますが、スペクテーター=コンビ靴って靴屋さんにあまり無いですよね?
何故だか分かりますか?
答えは発注のミニマムです。
通常ほとんどのメーカーには発注するのに最低ロット=ミニマムが存在します。
靴メーカーは大概『このデザインの、この色で最低○○足』と言う感じです。
発注する側としてもなるべく在庫を残したくないので定番っぽい色で発注することになる訳です。
となるとコンビはちょっと上級者向けになるので発注を避けることになります。
BROSENTでは1足からお作りしているので、定番カラーのようにコンビをお選びいただくことが可能です!
如何でしたか?
日本中のスペクテーター、コンビ靴好きの皆さん、是非BROSENTで気軽にオーダーしてみて下さい!!
≪お客様の逸足≫
BROSENTのお客様がお作りになったカッコ良いスペクテーターのご紹介です!
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