ALDEN コードヴァンを蘇らせる店 BROSENTです

本間です。

 

BROSENTでご好評頂いています「カラーチェンジ」のご紹介です。

 

過去に1度ご紹介したのですがお問い合わせが多い為、再度リニューアルして

ご紹介致します。

 

中でもお問い合わせやご相談が多い「コードヴァン」ですが

勿論、染め替えは可能です。

 

今回は画像の「ALDEN(オールデン)」のコードヴァン染め替えのご依頼を

ご紹介致します。

 

元々は「NO.8」と呼ばれる定番カラーのバーガンディーだった様です。

経年変化による変色で赤みが消えてしまっています。

 

今回のお客様からのご要望は赤みをを加えて鮮やかな

「バーガンディー」に戻したいと言う事でした。

 

それでは、コードヴァン復活をご覧ください。

 

コードヴァン好きな方は是非こちらもご覧ください♪

アメリカ ホーウィン社に潜入した貴重な画像やお話が( ゚Д゚)➡コチラ

 

 

まずは、全体的に抜ける色を抜きます。

 

この状態を見たらきっとビックリすると思います💦

 

ここまでしっかり下地の余計な色を抜いたらここから染色に入ります。

 

ここは経験値が必要な所かもしれません。

 

染料を調合してイメージしてる色を作る作業です。

 

ちょっとした分量で結構濃くなり過ぎたり、薄くなり過ぎたり・・・

 

意外と神経を使います。

 

今回は「レッド」の染料をベースに「ダークブラウン」「ネイビーブルー」を

少々合わせてみました。

 

赤すぎず、暗すぎずの「バーガンディー」をイメージして作った染料を

丁寧に靴全体に染み込ませていきます。

 

履きジワ等、染み込みやすい場所とツマサキ、カカトなどの染み込みずらい場所を見ながら、なるべく均等に染料が染み込む等に!

 

またコバの隙間や羽とタンの繋ぎ目、メダリオン等に塗り残しが無いように

ここで塗り残しが有ると後あと非常に手間が掛かります((+_+))

 

そして、画像の様に仕上がった訳ですが一見すると色が解りずらいですよね。

全体的に曇っていてくすんでいて・・・

 

ですが、何足も染め替えを行っているとこの段階でどの程度の色に

なっているのかが何となく解ってきます。

かなり、赤みが足されて恐らくバッチリ染まっていると思います。

 

 

 

 

そして、完全に乾かした後に仕上げに入ります。

 

乳化性クリームに定着剤を少し加えて水分、油分を加えていきます。

 

すると、隠れていた発色が姿を現します。

 

さて、ご覧ください。

 

ALDEN NO.8カラーイメージの「コードヴァン」が復活です!!

 

 

自分で言うのもアレですが・・・かなり良い仕上がりだと思います( `ー´)ノ

 

全体的に赤みは取り戻しつつもしっかり深みも有ります。

 

またコードバン特有の光沢感も回復しました✨

 

最後にbefore/afterをご覧ください。

 


 

コードヴァンは上記の「before」の様に時間と共に「エイジング」する革です。

 

それが1つの特徴なので好きな方は余計な事をして・・・と思われるかもしれません。

 

しかし、この鮮やかなバーガンディーに透明感の有る強い光沢が好きな方は、エイジングしたコードバンに

ガッカリしてしまう事も有るのが現実です。

 

その為、上記の様に再生してあげても良いのではないか?と思います。

 

あくまでも「コードヴァン」の特徴は壊さずに、ギリギリの所まで手を加えて仕上げるのがBROSENTです。

 

顔料スプレーで吹き付ける様な事は致しません☆

 

是非ご興味ある方はご相談下さいね♪

 

 

 

 

BROSENTでは郵送でも「革靴のカラーチェンジ」「メンテナンス」「修理靴」をお受けいたします。

※靴以外の場合もご相談ください

 

郵送での受付についてはコチラを御覧ください。

 

 

コメントをお書きください

コメント: 7
  • #1

    ニヤママサヨシ (月曜日, 21 1月 2019 23:46)

    LUJIAN BOOTSのコードバン ナチュラルを黒に染めれますか?

  • #2

    ニヤママサヨシ (月曜日, 21 1月 2019 23:48)

    スペル間違えました。
    正しくはJULIAN BOOTSです

  • #3

    BROSENT (火曜日, 22 1月 2019 10:25)

    この度はお問い合わせありがとうございます。

    コードヴァンは過去に多数行っているので問題ないと思いますが、JULIAN BOOTSと言うブランドの物は行ったことがございません。
    実は最近ではコードヴァンも顔料で覆ってしまっている物があり、その場合は難しい可能性もございます。
    お写真である程度確認できますので、お手数ですがこちらの下記アドレスまでメールにお写真を添付してお送りください。
    出来ましたら靴全体のお写真と、出来るだけ素材を拡大したお写真の2枚でお願いいたします。

    info@brosentshoes.com

    それでは宜しくお願いいたします。

  • #4

    郡直之 (火曜日, 06 4月 2021 00:29)

    初めまして
    ALDEN ウィスキーコードバンのロングウイングなのですが、大きめなシミができてしまいました。
    こちらを染色技術で薄めの色に修正・仕上げることは可能でしょうか?

  • #5

    BROSENT (火曜日, 06 4月 2021 10:56)

    郡直之様、問い合わせありがとうございます。

    残念ですが薄い色に合わせるのは染替えでは不可能です。
    染替は基本薄い色から濃い色への変更となります。
    見てみないとはっきりとしたことは言えませんが、恐らくシミになってしまった濃い色合わせる、ないしさらに濃い色で潰す方法になってしまうと思います。
    ご期待に沿えず申し訳ございません。

  • #6

    nao (金曜日, 14 5月 2021 11:55)

    コメント失礼いたします。
    ALDEN#8を所有しておりますが、購入当時の色味と比べると黒っぽさというか紫色が落ちて赤みが強く出ているような状況です。
    室内で見ると黒に近いような購入当時の色を取り戻すことは可能でしょうか。また、染色した色はまた経年変化で抜けていきますでしょうか?
    適度に色が抜けていく感じが好きなので、その辺りもお返事いただけると幸いです。

  • #7

    BROSENT (金曜日, 14 5月 2021 14:47)

    nao 様 コメント有難うございます。
    染め直しは可能だと思います。宜しければ≪info@brosentshoes.com≫に改めてメールを頂けますでしょうか
    お手数をお掛け致しますが詳細等をご案内させて頂きますので宜しくお願い致します。