こんにちは、BROSENTの清水です。
短期連載『オーダーで選べるディティール』。
第5回目は靴の顔とも言うべきアッパーとライニング編です!
前回まで底周りについて色々とご紹介してきましたがご覧いただけましたでしょうか?
まだの方は是非ご覧ください。
第1回『オーダーで選べるディティール~ソール編1』
第2回『オーダーで選べるディティール~ソール編2』
第3回『オーダーで選べるディティール~ウェルト編』
第4回『オーダーで選べるディティール~ヒール編』
それではまず初めにいつもの通りBROSENTのオーダーの方法についてから始めましょう。
既にお読みの方は飛ばしてくださいね(;^_^A
BROSENTのオーダーは基本オプション=ほぼフルオプション、となっています。
通常オーダーは基本価格があり、オプションを追加していく方法が一般的です。
これだと基本価格の安さに釣られてオプションを追加していく内にビックリするような価格になるなんてことも( ゚Д゚)。
BROSENTではお客様に安心してオプションを色々と選んで頂けるよう基本をフルオプションとし、その他のオプションを選ぶごとに価格が下がっていく方法を取り入れています。(一部追加料金のオプションもございます)
お財布を気にせずお好みのディティールをお選びください。
アッパーのオプションはぱっと見の変更が出来るので、皆さんも楽しんで色々と選んで頂けると思います。
現在BROSENTでは11型のモデルをご用意させて頂いていますが、このアッパーのオプションを利用すれば実質その倍以上のモデル数となります。
アッパーのオプションのメインは2つの穴飾り、メダリオンとパーフォレーションです。
この2つの違いはお分かりになりますか?
メダリオンは爪先に入る穴飾りののことで、パーフォレーションはパータンの淵などに来る連なった穴飾りの事を指します。
例えばBROSENTにClaire(クレア)というブラインドブローグがございます。
これにパーフォレーションだけ入れると。。。
こんな感じになります。
更にメダリオンを入れると。。。
こんな感じ、俗に言うフルブローグとなります。
これだけで3デザインになる訳です。
随分と雰囲気が変わると思いませんか?
入れられるメダリオンは全部で4種類です。
No.1は最もクラシックなタイプです。
ラウンドトゥと相性が良さそうです。
スクエアにクラシックなタイプを入れたいと思うならNo.3がお勧めです。
俗にラムズホーン(羊の角)と呼ばれるタイプです。
順番が飛びましたがNo.3は変形のラムズホーンで、ちょっとモダンな雰囲気です。
とは言えあくまで私の主観なのでお好みでお選びください。
そして現在までで最も人気があるメダリオンがこちら。
スカルメダリオンです!
洒落で作ってみたのですが、これが意外と人気で、現在足数ナンバー1です!
更にメダリオンにはスワロフスキーを飾ることが出来ます。
写真のスカル以外にも全てのメダリオンに入れることが出来、且つ大きい穴だけに入れることも可能です。
持ち込みのお靴にも対応しますのでご相談ください。
価格は。。。
メダリオン全体 +12,000円
親穴のみ +6,000円
※納期は靴の納期+2週間程度となります
ライニングは2色からお選びいただくことが出来ます。
基本仕様はヌメとなっています。
昨今では『目立つ』『かっこ良い』と言うことでカラーライニングを採用するとこが多いですが、私たちの考えは違います。
靴はファッションであるのと同時に道具の要素も兼ね備えています。
見た目だけ良くても実用性が伴わなければ良い靴とは言えないと考えます。
ですので吸湿性が優れ、色落ちの目立たないヌメがライニングの素材としてはベストだと判断し採用しました。
ただしフォーマルなど目立たない方が良いと言う場合に備えブラックのライニングをご用意させて頂いています。
用途やお好みに合わせてお選びください。
またライニングにはモデル名とサイズを記載した小窓を付けることが出来ます。
履いていく内にサイズなどは消えてしまいます。
小窓なら半永久的に残るので、後に靴をお買いになる際の良い目安となります。
イギリスの高級靴によくある仕様です。
アッパー、ライニングに関するオプションは以上です。
靴のオーダーで最も楽しい部分ではありますが、靴の見た目に大きな影響が出る部分なので、良くご検討の上お選びください。
次回は最終回『フィッティングとウィズ調整編』です。
お楽しみに!
BROSENTでは「染め替え」「修理」を郵送でご対応致します。
詳しくは『修理&染替えの郵送でのご依頼』をご覧ください。
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