本間です☆
クリスマスも終わりました!・・・と言う事でお勉強の時間です( `ー´)ノ
ブログで靴磨教室PART8は上級者の為の内容「キズ隠し」編です★
清水「なぁキズ隠しって普通はあまり公表しないんじゃないのか?」
本間「確かにあまり公の場では説明しないかも」
清水「良いのか💦」
本間「良いんじゃないですか(-_-;)・・・だって普通のばっかりじゃつまらないでしょ(笑)」
清水「攻めるな・・・興味ある人は多いだろうが・・・大丈夫か?」
本間「何が?」
清水「放送事故にならないかと・・・」
本間「そこはギリギリの所でやってみます(^。^)y-.。o○」
清水「不安だ・・・」
と言う事で、今回の「キズ隠し」はあまり一般的にやる方は少ないと思います。
どちらかと言うと、リペア専門店等でご料金を払ってお願いする事が多いと思います。
かなり技術が必要になるので、もし「やってみよう!」と思っている方は十分に注意してくださいね💦
万が一、失敗しても一切の責任は持ちませんのでご了承下さいm(__)m
それではあくまでもご参考程度にご覧下さい!!
今回はドライビングシューズのツマサキのキズ補修をやってみましょう♪
こんな感じにつま先が擦れて革が剥けちゃってる状態です・・・(´;ω;`)ウッ…
このキズを今回は補修するわけですがまずは、キズ隠しの際は通常のクリームでは中々キレイには直りません。
その為、「キズ隠し」に適した「顔料系」のクリームを使用します。
顔料とは革用の「塗料」の様なイメージです。
革に染み込ませると言うよりも「革の表面に色を塗る」と言ったイメージです。
その為、「ツマサキ」等の部分的な補修には効果的ですが広範囲の補修には不向きです。
理由としては
1、着色してしまうので色が合っていないとムラになる
※混ぜて色を作って使用する事は可能です
2、表面に色を被せるので、色剥がれが起きやすい。
特に靴の場合は「履きジワ部分」等の動く場所は剥がれるリスクが高い
少し特殊なクリームなので、どこにでも売ってる訳ではないのでご注意を★
『東急〇ンズ』とか『ロ〇ト』等の大型の雑貨店に行くと、この様な「顔料系」のクリームが売ってます。
※BROSENTでは「黒」「白」のみ販売しております。その他のカラーもお取り寄せは可能です。
「リペアクリーム」とか「キズ補修用クリーム」と言ったネーミングの商品がそれに該当するものです。
今回使用するのは『M.モゥブレィ レザーコンシーラー 1100円+税』です☆
私個人的には『クリームの柔らかさ・伸びの良さ』や『着色力』等の効果が一番使いやすいと思っております♪
同色の「ダークブルー」と言うカラーの「レザーコンシーラー」を少量キズ部分に塗り込みます。
ポイントとしましては塗った後に押さえ付ける様に圧を掛けて「潰す」と言ったイメージです。
その為、ブラシや布よりも私、本間は「指」で直接行う事が多いです。
指で押しながら表面を潰す・・・潰す・・・潰す・・・まずはひたすら潰せるだけ潰します。
クリームは「2回」~「3回」程、少量ずつ足して作業を進めます。
するとこんな感じになりました。
この段階では正直あまりキレイに直ってませんよね💦
ここからが、技術力が必要な工程です。
「レザーコンシーラー」を2.3度塗り込み、良く潰し込んだ後に5分~10分程乾かします。
その後「紙やすり」を使用してキズ部分を平らに均していきます☆
ここで使用する「紙やすり」ですが私は数種類の紙やすりを使用します。
まずは少し粗目の「#400」位の紙やすりで軽く整えます。
紙やすりを使用する度に「レザーコンシーラー」で再度潰し直し、乾かす・・・・を繰り返していきます。
キズが潰れ、目立たなくなってくるにつれて紙やすりを細かい物に変えていきます。
私は「#400」の後は「#1000」に変えて更に目立たなくなってきたら「#2000」で仕上げに入っていきます。
革によっては仕上げは「#3000」位にしても良いかもしれませんね。
例えば「コードヴァン」とか「レディースシューズのカーフ」等とか。
この作業を「革のコンディション」や「キズの状態」を見ながら繰り返し行っていく訳ですが・・・
キズの深さによっては中々キレイに補修出来ない場合も御座います。
そして今回はこの様な感じでキズ補修が完了しました。
before/afterでご覧ください。
如何でしょうか。完璧とは言えませんが、だいぶ目立たなくなってますね♪
以上が「キズ補修」の方法で御座いますが如何だったでしょうか?
意外と簡単そう?これはちょっと自分じゃ無理💦・・・等々、様々な意見が有ると思います。
やり過ぎても、もっと酷くなり取り返しの付かない事になるリスクも有ります。
また「ビクビク」と緊張しながらやっっても作業は進みません(笑)
どこかのタイミングで「止める事」も重要です。
自分で挑戦するか!専門の場所に任せるか!
それは皆様自身でご判断下さい☆
今回はかなり難易度の高い技術的な内容でしたが、上級者の皆様は楽しんで頂けたでしょうか?
また、たま~に今回の様な内容のブログも挟んでいきますのでお楽しみに♪
BROSENTでは「革靴の染め替え」「メンテナンス」、「修理靴」を郵送でも受け付けしております。