ブログで靴磨き教室PART7~レザーソール(革底)のお手入れ編~

本間です♪

お勉強の時間がやってまいりました( `ー´)ノ

 

意外と早くネタが見つかりまして💦今回はご質問の多い「レザーソール(革底)のお手入れ編」です☆

 

清水「レザーソールって意外と手入れしない人多いよな。。。絶対した方が良いのに」

本間「珍しく前向きな意見だ(笑)」

清水「俺はいつも前向きだ・・・(-_-メ)」

本間「そりゃ失礼しました💦確かにレザーソールは絶対ケアした方が良いっすね。放っておくとカツオ節状態に・・・」

清水「カツオ節???なんだそりゃ?」

本間「まぁまぁ・・・カツオ節に例える説明が有るんですよ(-_-)」

 

と、言う事で今回は絶対オススメのケア部分「レザーソール」にスポットを当てていきましょう♪

 

皆様、1度ぐらいは大体「レザーソール」の靴を履いた事有りますよね???

 

レザーソールの靴は履き続けていくとこんな感じのトラブルに見舞われますよね・・・

 

 

そうです。「穴が開く・・・」

 

1歩1歩の歩行の度に摩擦により革が削れて減っていきます・・・

その結果、革が段々と薄くなり穴が開いてしまうわけです(-_-;)

 

特にアスファルトの路面が多い日本ではより削れやすい環境に有るのかもしれませんね・・・。

 

削れるから穴が開く・・・と、言う事は削れなければ穴が開かない??

 

100%削れない様にするのは難しいですが削れにくくする事は出来るんです( `ー´)ノ

 

ここで!先程のこれ

 

 

良い香りがしそうだ(∩´∀`)∩・・・カツオ節なんですが、カツオ節って画像の様なカツオの塊を削って「節」にするんですよね。

ただ、カツオを削る為には含まれている水分を完全に抜く(乾かす)事が必要です・・・よね。

 

水分が無くなった「カツオ」はカチカチに硬くなり削り機に掛けると削れてカツオ節になります。

そこで、今まで削れていたカツオに「霧吹き」で水をシュッシュッと拭き掛けると??

 

水分が含まれたカツオは削れにくくなってしまうんです☆・・・?・・・だから?

 

カツオ含め「魚」「肉」は繊維で構成されてます。勿論、革だって大きく分ければ同じ繊維で構成されてますよね♪

と言う事は??段々と私の言いたい事が解ってきましたか??

 

そうです。繊維は「水分」や「油分」などで保湿されると削れにくくなるんですね~♪

この事から考えると理論上は「レザーソールを濡らせば削れにくくなる」と言う事になります。

 

実は雨に弱いと言われている「レザーソール」は晴れた日よりも雨の日の方が「削れにくい」のです。

ただ、雨に濡れた事で「レザーソール」に染み込んだ水分が中底やアッパーの革にも染み込んできてきて・・・

 

やはり雨の日にレザーソールは絶対ダメって訳では有りませんが積極的にはオススメは致しません💦

※後のメンテナンスをしっかりすれば雨の日に履いても本当は大丈夫

 

じゃあ。。。結果何が言いたいか?とやっとここで「レザーソール」のお手入れを紹介します(@_@)

相変わらず話が長くてスイマセン・・・

 

レザーソールのお手入れは「保湿」です♪

保湿する事で、レザーソールは削れにくくなり耐久性が向上します☆

 

それでは、早速レザーソールのお手入れをしていきましょう。

 

お手入れ前のレザーソールはこんな状態です。

 


 

アップの画像を見ると乾燥したレザーソールの表面が毛羽立っているのが解るでしょうか?

 

これがマズイ状態です!まさに削れ放題の減り放題💦どんどんと劣化が進んでおります(;´Д`)

 

この状態を防ぐべく!!まずはソールに付いた汚れを取りましょう☆

 

この時は水性タイプのクリーナーをしようしましょう!

 

 

左手で自撮りをしている為、画像がブレててスイマセン・・・

 

ここで「ローションタイプのクリーナー」や「チューブタイプのクリーナー」をオススメしない理由としては、

上記2つのタイプは「ロウ分」が含まれてるんです。

この「ロウ分」は後で滑りやすくなる原因になるので気を付けましょう💦

 

水性タイプのステインリムーバーで汚れを拭き取るとこんな感じになります。

 


 

結構、汚れ取れましたね・・・と、実はこのクリーナーの作業は汚れを取るだけが目的では御座いません。

水性タイプのクリーナーを使用する事でレザーソールに水分を含ませる事も目的の1つです。

 

レザーソールが水分を含んだ事でしっとりとしました。

 

それが次の作業に大きく貢献してくれます。

 

それでは、水性タイプのクリーナーで汚れを取り、同時に水分を含ませた後に「レザーソール専用クリーム」を

塗り込んでいきます。

 

下記画像の様に、一番減りやすい中央部分にクリームを適量置きます。

※パチンコの玉2個分位を目安にして下さい。

 

 

布でも結構ですがせっかくの水分が布に吸収されてしまう為、「ペネトレイトブラシ」等の小さいブラシで

レザーソール全体に擦り込むように広げて下さい。

 

 

この「レザーソール用」のクリームは非常に浸透性が良い為、カラカラに乾燥した状態で直接使用すると

一気にレザーソールに吸い込まれてしまい全体に馴染ませるにはかなりの量を使用する事になります。

 

そこで、先程の水性クリーナーであらかじめ水分を入れてあげる事で、染み込みがゆっくりになり

適量でレザーソール全体に行き渡らせる事が出来る為、非常に効率的です。

 

無駄な量を使用せずに済む訳ですね♪

 

それなら「濡れタオルで水拭きでも良いのでは?」・・・勿論OKです☆

 

ただ、せっかくなら汚れもしっかり取れた方が良いかなと♪

 

そこで水性クリーナーを使用しました☆まさに一石二鳥!!

 

さて、レザーソール用クリームをペネトレイトブラシで全体に塗り込んだレザーソールの状態を

見てみましょう♪

 

 

おーーー!しっとりとしてますね~♪

 

お手入れ前の状態と比べた画像をアップで見てみると!

 


 

毛羽立ちも治まりしっとりと整ったのが解るかと思います☆

 

繊維をしっかり保湿してあげる事で擦り減り防止効果!!

 

しかも!!それだけでは有りません!!

 

実はこのレザーソール用のクリーム【M.モゥブレィ ソールモイスチャライザー】にはもう一つ嬉しい効果が!!

 

『ラノリン』と呼ばれる成分って聞いた事有ります?

羊の羊毛から得る事の出来る油分で「柔軟」する効果が有ります。

 

この【M.モゥブレィ ソールモイスチャライザー】を塗る事で硬いレザーソールが柔らかく、足馴染みが良くなる!

そんな効果も御座います(^。^)y-.。o○

 

これは嬉しい!!

 

是非このパッケージを覚えておいて下さい☆

 

 

『M.モゥブレィ レザーソールモイスチャライザー 1500円+税』はBROSENTでも勿論販売しております☆

 

レザーソールには必需品!!是非、今までレザーソールのお手入れをしてなかった方はこれを機に

お手入れしましょう♪

 

・・・あと、補足ですが・・・良く「ミンクオイル」をレザーソールに塗る方も居ます。

保湿、と言う意味では効果的なのですが・・・

油分が強すぎて物凄く「滑る・・・」(@_@)

 

古い『中華屋さん』に雨の日に行くと床に蓄積した油のせいでツルツルに・・・なんて経験無いですか?

油の膜は滑るので塗り過ぎに注意しましょう💦

 

あと、ミンクオイルは動物性の強い油分なので塗った後に放っておくと「カビが生えやすい・・・」

ワーク系のオイルレザーがカビやすいのもミンクオイルの塗り過ぎが原因の1つです・・・

ミンクオイルを使用した場合、たまに古い油と汚れを除去しましょう!!

併せて注意してくださいね💦

 

 

 

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