コラム『素材の話~「アノネイ、アノネイ」と言うけれど。。。』

先日BROSENTの靴を作っていただいているセントラル靴さんに行ってまいりました。
で、素材の話になったのですが。。。

 

こちらBROSENTの靴の標準仕様で使っているフランス、アノネイ社のカーフ(=キップ)です。

 

雑誌や店頭でよく『フランスの名門タナリー、アノネイ社のカーフを使用!』なんて書いてありますが、皆さん革にはランクがあるのをご存知でしたか?
革は天然ものです。人間の肌が一人一人異なるように、牛も1頭1頭皮が異なります。従って1枚たりともまったく同じ品質の革はありません。
その為革はランク付けがされて売られているのです。
いくら良いタナリーの革でもランクが下がれば、ちょっとランクが下がるタナリーの1番ランクが良い革の方が良い場合があるのです!

もちろんBROSENTではAランクと呼ばれる一番良い物を使用しています!
何十枚もの革から厳選した1枚です。

因みにBROSENTでは当たり前ですが黒い靴用には黒い革を、その他の色は素仕上げを使用しています。

 


この素仕上げの革がまた高いんです😭
何故かと言うと素仕上げは革につきものの傷や血筋(血管の跡)などを色などでごまかせないので、どうしても良い原皮を使わなければならないからです。

黒にしても素仕上げにしても最高品質の革でお作りしていますので、ぜひBROSENTの靴をお試しになってみて下さい!